冬至はいつ?ゆず湯の由来と意味|2026年は12月22日
2026年の冬至はいつ?国立天文台の暦要項によると12月22日です。冬至の意味、ゆず湯の由来と「湯治」「融通」の語呂合わせ、かぼちゃや「ん」のつく食べ物の言い伝えまで、冬至の暮らしの知恵をやさしくまとめました。

2026年の冬至は、12月22日(火)です。国立天文台の暦要項によると、冬至の瞬間は午前5時50分です。
冬至は、一年でいちばん昼が短い日です。この日にゆず湯に入ると、風邪をひかないと言われてきました。
冬至の意味|昼がいちばん短い日
冬至は「二十四節気(にじゅうしせっき)」の一つです。二十四節気とは、一年を二十四に分けて、季節の目安にしたものです。
冬至の日を境に、昼は少しずつ長くなっていきます。そのため、昔の人は冬至を「太陽が生まれ変わる日」のように考えてきました。
この考えを表す言葉に「一陽来復(いちようらいふく)」があります。冬が終わって春が来ること、そして、悪いことが続いたあとに良いほうへ向かうことを指す言葉です。
冬至の日付は、毎年同じではありません。12月21日か22日になることが多いです。
東京で比べると、夏至のころの昼はおよそ14時間半、冬至のころはおよそ9時間45分です。その差は5時間近くになります。
ちなみに、日の出がいちばん遅い日や、日の入りがいちばん早い日は、冬至とは少しずれます。日の入りがいちばん早いのは12月の初めごろ、日の出がいちばん遅いのは1月の初めごろです。昼の「長さ」がいちばん短いのが、冬至というわけです。
ゆず湯の由来|いつから、なぜゆずなの?
ゆずは中国から伝わった果物で、飛鳥・奈良時代には日本にあったとされます。
日本には昔から、季節の草や実をお風呂に入れて楽しむ文化がありました。端午の節句の菖蒲湯(しょうぶゆ)もその一つです。冬至のゆず湯は、江戸時代に広まったと言われます。
なぜゆずなのかには、言葉遊びの説があります。
- 冬至(とうじ)=湯治(とうじ) … お湯につかって体を休めること
- 柚子(ゆず)=融通(ゆうずう) … 物事がうまく回ること
「冬至に湯治をして、融通がききますように」。洒落(しゃれ)好きの江戸の人びとに好まれて広まった、という説です。
また、ゆずは香りが強い実です。強い香りには邪気をはらう力がある、と考えられていたとも言われます。
今でも冬至の日には、ゆず湯を用意する銭湯や温泉があります。家のお風呂でも、ゆずを数個浮かべるだけで手軽に楽しめます。
冬至に食べるもの|かぼちゃと「ん」の言い伝え
冬至には、かぼちゃを食べる習わしもあります。夏にとれたかぼちゃは長く保存できるため、野菜の少ない冬の大事な食べ物でした。
かぼちゃは「南瓜(なんきん)」とも呼ばれます。冬至に「ん」のつく食べ物を食べると縁起がよい、という言い伝えもあります。
- なんきん(かぼちゃ)
- れんこん
- にんじん
- ぎんなん
かぼちゃと小豆を煮た「いとこ煮」や、小豆のおかゆを食べる地域もあります。小豆の赤い色には、厄をはらう力があると考えられてきました。
どれも地域や家によって違う習わしです。寒さがきびしくなる時期に、栄養のあるものを食べて体をいたわる。そんな暮らしの知恵が、言い伝えの形で残ってきたのかもしれません。
よくある質問
ゆず湯のゆずは何個入れる?
決まりはありません。丸ごと数個を浮かべる家が多いです。切って入れると香りは強くなりますが、肌がぴりぴりすることがあります。肌が弱い人や小さな子どもは、丸ごとのままにするか、様子を見ながら入ってください。
冬至はなぜ毎年日付が変わるの?
地球が太陽のまわりを回る一年は、ちょうど365日ではありません。そのずれのため、冬至の日付は年によって少し動きます。
今日の一歩
冬至の日、家族はどんなふうに過ごしていたでしょうか。ゆず湯に入ったか、かぼちゃを食べたか。親や祖父母に聞いてみると、思いがけない家の味や習わしが出てくるかもしれません。
話を聞くときのきっかけは、家族に聞く七つの質問にまとめています。
文・つっちー
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