家系図を一段深くするための聞き方です。 印刷して持っていっても、画面を見ながらでも構いません。
「家系図を作りたいから教えて」と切り出さないでください。たいていの人は身構えます。「そんな立派な家じゃない」「自慢する気か」と 思われることもあります。
おじいちゃんって、どんな人だった?
これだけです。人は、名前は思い出せなくても、人柄なら話せます。そして人柄の話をしているうちに、名前も地名も仕事も、勝手に出てきます。
上から順に聞いてください。だんだん深くなるように並べてあります。一度に全部聞かないこと。一回につき2つか3つで十分です。
名前から入らず、人柄から入ります。「厳しい人だった」「よく笑う人だった」——ここから全部が始まります。
地名はいちばん大事な手がかりです。市町村まで出なくても、「〇〇県の山のほう」で構いません。あとで戸籍をたどるときに効いてきます。
農家、商売、勤め人、職人。KAKEIZ の診断は、ここの積み重なりを読んでいます。「分からない」と言われたら、「畑はあった?」と聞いてみてください。思い出すことがあります。
ここで知らなかった人が出てきます。早くに亡くなった方、他家に出た方。家系図の空欄が一気に埋まります。
女性の旧姓です。ここが分かると、母方の家系がもう一本つながります。家系図が倍になる質問です。
「うちは昔、〇〇だったらしい」。その家で繰り返し語られてきた話です。事実かどうかは、いまは気にしないでください。語り継がれたこと自体が、その家の形です。
道具、習慣、仏壇、お墓、言い伝え、正月のやり方。物には記録がついてきます。お墓の墓誌には、戒名と没年が彫ってあります。
身も蓋もないことを書きます。ご祖父母の記憶は、戸籍には残りません。
戸籍から分かるのは、名前・生年月日・本籍地・続き柄だけです。 「どんな人だったか」は、どこにも記録されていません。 名前や地名は、あとから戸籍で確かめられます。でも人柄は、聞き逃したら終わりです。
お正月でも、お盆でも、電話一本でも構いません。 一つめの「どんな人だった?」から始めてください。
KAKEIZ の診断書は、一人書き足すたびに読み直されます。人数が増えると、タイプが変わることがあります。本文も書き換わります。