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お墓参り

両家墓とは?|二つの家のお墓をひとつにする意味と注意点

両家墓とは何かをやさしく解説します。二つの家のお墓をひとつにする意味や、墓石の刻み方の例、親族や墓地管理者の同意、改葬の手続きなど、決める前に知っておきたい注意点をまとめました。

両家墓とは?|二つの家のお墓をひとつにする意味と注意点

両家墓とは

両家墓(りょうけぼ)とは、二つの家のご先祖さまを、ひとつのお墓にまつることです。
「両家墓」のほか、「両家墓所」と呼ばれることもあります。

よくあるのは、夫の家と妻の家のお墓をひとつにするケースです。
たとえば、次のような事情で選ばれることが多いです。

  • 一人っ子どうしの夫婦で、両方の家のお墓を守る必要がある
  • 娘しかいない家で、お墓を受けつぐ人がいない
  • 二つのお墓が遠くはなれていて、お参りや管理がむずかしい

少子化や、生まれた土地をはなれて暮らす人がふえたことで、両家墓を考える家が多くなっていると言われます。

両家墓にする意味

両家墓には、次のようなよさがあります。

  • お参りと管理がしやすくなる:一度のお参りで両方のご先祖さまに手を合わせられます。掃除や管理料の負担も、ひとつ分ですみます
  • お墓を守りつづけやすくなる:受けつぐ人がいないお墓は、いずれ無縁墓(むえんぼ:まつる人がいなくなったお墓)になるおそれがあります。両家墓にすれば、次の世代へつなぎやすくなります
  • 家どうしのつながりを形にできる:両家のご先祖さまを、同じように大切にしたいという気持ちのあらわれになります

一方で、両家墓は新しくお墓を建てたり、墓石を彫りなおしたりする費用がかかることもあります。
今あるお墓を片づける「墓じまい」が必要になる場合もあります。
よさと手間の両方を知ったうえで、家族で考えることが大切です。

墓石の刻み方の例

両家墓では、墓石にどう名前を刻むかが大切なポイントです。
よくある刻み方には、次のようなものがあります。

  • 二つの家名を並べて刻む(例:「〇〇家 △△家」)
  • 二つの家名を「之墓」でまとめて刻む(例:「〇〇家 △△家 之墓」)
  • 家名ではなく、「和」「絆」「ありがとう」などの言葉を刻む
  • 両家の家紋を、それぞれ墓石に刻む

家名を並べる順番で悩む家もあります。
どちらを右にするかなど、両家で話し合って決めると、あとのわだかまりを防げます。
家名を入れず、言葉を刻む形を選ぶ家もあります。

決める前に知っておきたい注意点

親族の同意をもらう

両家墓は、自分たちの家族だけで決められるものではありません。
きょうだいや親せきなど、両方の家の親族とよく話し合い、同意をもらうことが大切です。
「家のお墓はその家だけで」という考えの人もいるため、ていねいに説明しましょう。

墓地管理者の同意を確かめる

墓地や霊園によっては、使用規則で「ひとつの家名に限る」としているところがあります。
寺院墓地の場合は、宗派の違いが問題になることもあります。
まずは墓地の管理者に、両家墓ができるかどうかを確かめましょう。

改葬の手続きが必要になる

今あるお墓から遺骨を移す場合は、「改葬(かいそう)」の手続きが必要です。
改葬とは、遺骨を別のお墓に移すことです。
今のお墓がある市区町村で、改葬許可証を受けとる必要があります。

将来の継承者を決めておく

両家墓にしたあと、だれがお墓を受けつぐのかも決めておきましょう。
次の世代が困らないよう、家族で話しておくことが大切です。

両家のつながりを家系図に書きとめてみる

両家墓を考えることは、二つの家の歴史をあらためて見つめることでもあります。
それぞれの家にどんなご先祖さまがいたのか、知らないことも多いのではないでしょうか。

お墓のことを話し合うときに、両家のつながりを家系図に書きとめておくと、家族の話もまとまりやすくなります。
まずは家系図診断で、両家のルーツを整理するところから始めてみてください。

文・つっちー

手を合わせてきたのは、どんな人たちだったのでしょう。

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