年忌法要の数え方|一周忌・三回忌から三十三回忌まで
年忌法要の数え方をやさしく説明します。一周忌は満1年、三回忌は満2年。なぜ数がずれるのか、三十三回忌までの一覧、とむらい上げの考え方、地域や宗派による違いまで紹介します。

「来年はおばあちゃんの三回忌だから」
そう聞いて、「あれ、亡くなってまだ2年なのに?」と思ったことはありませんか。
年忌法要(ねんきほうよう)の数え方は、少しややこしく感じるものです。でも、しくみがわかれば、とてもシンプルです。
年忌法要とは
年忌法要とは、亡くなった人の命日に合わせて、決まった年ごとに行う供養のことです。「法事」とも呼ばれます。
家族や親戚が集まり、お坊さんにお経をあげてもらい、故人をしのびます。
法要を行う日の基準になるのが「祥月命日(しょうつきめいにち)」です。亡くなった月日と同じ月日のことです。たとえば3月10日に亡くなった人なら、毎年3月10日が祥月命日です。
一周忌と三回忌の数え方
ここが、いちばんまちがえやすいところです。
- 一周忌 … 亡くなってから満1年
- 三回忌 … 亡くなってから満2年
なぜ、三回忌が満2年なのでしょうか。
それは、三回忌からは「亡くなった日を1回目」として数えるからです。
- 亡くなった日 … 1回目
- 1年後 … 2回目(一周忌)
- 2年後 … 3回目(三回忌)
つまり、「〇回忌」は数字から1を引いた年に行う、と覚えると簡単です。
- 三回忌 → 満2年
- 七回忌 → 満6年
- 十三回忌 → 満12年
たとえば2025年に亡くなった人なら、一周忌は2026年、三回忌は2027年、七回忌は2031年です。
法要は、祥月命日の当日でなくてもかまいません。家族が集まりやすいように、命日より前の休日に行うことも多いです。
「周忌」と「回忌」
一周忌だけは「周忌」、そのあとは「回忌」と呼びます。
一周忌は「ちょうど一周した」という意味です。そのあとは「何回目の命日か」を数えるので「回忌」になる、と覚えておくといいでしょう。
三十三回忌までの一覧
よく行われる年忌法要を並べると、次のようになります。
- 一周忌 … 満1年
- 三回忌 … 満2年
- 七回忌 … 満6年
- 十三回忌 … 満12年
- 十七回忌 … 満16年
- 二十三回忌 … 満22年
- 二十七回忌 … 満26年
- 三十三回忌 … 満32年
すべてを行う家もあれば、七回忌のあとは間をあける家もあります。二十三回忌と二十七回忌をまとめて「二十五回忌」とする地域もあると言われます。
とむらい上げ
最後の年忌法要を「とむらい上げ」と言います。
三十三回忌で、とむらい上げとすることが多いです。ただし、五十回忌まで行うところもあれば、家の事情で早めにとむらい上げとする家もあります。宗派によっては、とむらい上げという考え方そのものがないこともあります。
年忌法要の数え方や回数は、地域や宗派によって違います。迷ったときは、お世話になっているお寺や、家族の年長者に聞いてみてください。
法要は、家の歴史を知る機会
年忌法要は、親戚が顔をそろえる貴重な機会です。
ふだん会えない親戚から、故人の若いころの話や、昔の家のようすを聞けることがあります。家系図づくりの手がかりが、思わぬところで見つかるかもしれません。
今日の一歩
家族の祥月命日を、カレンダーや手帳に書きこんでみてください。そして、次の年忌法要が何年後かを数えてみましょう。
祖父母やその前の人の命日がわからなければ、墓誌や過去の記録で確かめられます。命日をたどるうちに、どこまでご先祖さまをさかのぼれるか気になったら、家系図診断をためしてみてください。
文・つっちー



