先祖の調べ方|自分でできる4つの方法と、たどる順番
先祖の調べ方を、自分でできる順番でまとめました。家族に聞く、仏壇やお墓を見る、戸籍を取る、郷土資料を読む。身近なところから始めると、名前や土地の手がかりが一つずつつながりやすくなります。

先祖を調べるなら、まずは身近なところから始めるのが近道です。
順番は「家族に聞く → 仏壇・お墓を見る → 戸籍を取る → 郷土資料を読む」。近いところで手がかりを集めてから、遠くの資料に進むと迷いにくくなります。
先祖の調べ方の順番
いきなり役所や図書館に行っても、何を探せばいいか分からなくなりがちです。先に名前や土地の手がかりを持っておくと、あとの作業がずっと楽になります。
- 家族・親戚に聞く
- 仏壇・お墓を見る
- 戸籍を取り寄せる
- 郷土資料や地域の歴史を読む
1. 家族・親戚に聞く
いちばん手軽で、いちばん急ぎたい方法です。話を聞ける人は、いつまでもいるわけではありません。
聞くことは、むずかしくなくて大丈夫です。
- おじいさん、おばあさんの名前と生まれた場所
- そのまた親の名前
- 昔、何をして暮らしていたか
- 本家はどこにあるか
聞いた話は、その日のうちにメモしておきましょう。少しあいまいな話でも、あとで戸籍と見くらべると答え合わせができます。
2. 仏壇・お墓を見る
仏壇には、位牌(いはい。亡くなった人の名前などを記した木の札)や過去帳が置かれていることがあります。亡くなった日や俗名(生きていたときの名前)が書かれていることも多く、大切な手がかりです。
お墓の横の石(墓誌)にも、名前や亡くなった年が刻まれていることがあります。写真に撮っておくと、あとで読み返せます。
戸籍で先祖をたどる方法
家族の話と仏壇・お墓で名前がそろってきたら、戸籍の出番です。
戸籍は、役所が記録してきた家族の公式な記録です。自分の戸籍から始めて、親、祖父母と一つずつさかのぼって取り寄せます。古い戸籍には、ひいおじいさんの、そのまた親の名前が出てくることもあります。
2024年3月からは、本籍地が遠くても、近くの市区町村の窓口でまとめて請求できるしくみ(広域交付)が始まりました。ただし、本人が窓口に行く必要があるなど、使える条件があります。くわしくはお住まいの役所で確かめてください。
戸籍を読むときは、次の点に気をつけます。
- 古い戸籍は手書きで、くずし字が読みにくいことがある
- 地名が昔の名前のままになっている
- 古すぎるものは、保存期間が過ぎて取れないことがある
取り寄せた戸籍は、読んだ順にノートへ書き写していきましょう。名前、生まれた日、親の名前、本籍地の四つをそろえて書くと、あとで家系図にまとめるときに迷いません。読めない字は無理に決めず、「?」をつけて残しておけば大丈夫です。
郷土資料・地域の歴史で調べるやり方
戸籍で先祖の住んでいた土地が分かったら、その地域の歴史を調べてみましょう。
- 市町村史(しちょうそんし) … 自治体がまとめた、その土地の歴史の本
- 郷土資料 … 地域の図書館に集められた、土地の記録や昔の写真
- 地域の人の話 … 古くから住む人が、家の名前を覚えていることも
市町村史は、その土地の図書館で読めることが多いです。名字が同じ家がいくつも載っていたり、昔の村の様子が書かれていたりします。直接の先祖が出てこなくても、先祖がどんな土地で暮らしていたかが見えてきます。
調べに行く前に、図書館に「〇〇村の昔のことを調べたい」と伝えておくのもおすすめです。司書(図書館で本や資料の案内をする人)が、合いそうな本を探してくれることがあります。
よくある質問
先祖はどこまでさかのぼれる?
戸籍でたどれるのは、多くの家で江戸時代の終わりごろに生まれた人までと言われます。それより前は、お寺の記録や地域の資料など、ほかの手がかりが必要になります。
お金はかかる?
家族に聞く、お墓を見るのは無料です。戸籍は1通ごとに手数料がかかります。金額は種類によって違うので、役所で確かめてください。
今日の一歩
今日は、家族に一つだけ聞いてみてください。「おじいちゃんのお父さんの名前、知ってる?」
答えが返ってきたら、それが家系図の最初の一行です。聞き方のコツは家族に聞く七つの質問にまとめています。
文・つっちー



