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お焚き上げとは?出せるもの・出せないもの|意味と注意点

お焚き上げとは、思いのこもった品を寺社で供養し、火で清めて天に返す行事です。意味、出せるものと出せないものの目安、申し込みの流れ、自宅で燃やしてはいけない理由など、出す前に知りたい注意点をまとめました。

お焚き上げとは?出せるもの・出せないもの|意味と注意点

お焚き上げ(おたきあげ)とは、お守りやお札、思い出の品などを、神社やお寺で火にくべて供養することです。捨てにくい品を、感謝とともに手放すための行事です。

何を受け付けるかは、寺社によって大きく違います。出す前に、必ずその寺社の案内を確かめてください。

お焚き上げの意味|なぜ燃やすの?

日本では昔から、長く使った物や、人の思いがこもった物には「魂が宿る」と考えられてきました。そのため、ふつうのごみとして捨てるのは気が引ける、という人も多いでしょう。

火には、物を清める力があると考えられてきました。燃やして煙にすることで、品を天に返す。お焚き上げには、そんな意味がこめられています。

お正月の飾りを燃やす「どんど焼き」も、同じ考えにもとづく行事の一つです。地域によって「左義長(さぎちょう)」などとも呼ばれます。

お焚き上げを考えるのは、こんなときが多いようです。

  • 年末年始に、一年お守りいただいたお札やお守りを納めるとき
  • 引っ越しや大そうじで、捨てにくい物が出てきたとき
  • 家族を見送ったあと、遺品を整理するとき

とくに遺品は、気持ちの整理がつくまで時間がかかるものです。あわてて手放す必要はありません。心が落ち着いてから考えても大丈夫です。

出せるもの・出せないもの|よくある目安

受け付けの内容は寺社ごとに違いますが、よく見られる目安を紹介します。

出せることが多いもの

  • お守り、お札、破魔矢(はまや)
  • お正月の飾り、しめ縄
  • 手紙、日記、写真
  • 故人の衣類などの遺品(布や紙のもの)
  • 人形やぬいぐるみ(別に「人形供養」として受け付ける所もあります)

断られることが多いもの

  • プラスチック、ビニール、発泡スチロール
  • ガラス、陶器、金属
  • 電池や電化製品
  • 大きな家具

燃やすと有害な煙が出る物や、燃えない物は、受け付けないことがほとんどです。人形のガラスの目や、写真立ての金具などは、外してから出すように言われることもあります。

ほかの神社やお寺でいただいたお守りを、受け付けない所もあります。神社のお守りは神社へ、お寺のお守りはお寺へ返すのが、ていねいだとされます。

迷ったときは、電話やホームページで問い合わせるのがいちばん確かです。

申し込みの流れと注意点

お焚き上げの方法は、おもに次の三つです。

  1. 寺社の納め所に持っていく … 古いお守りやお札を、境内の納め所に納める
  2. お焚き上げの行事に合わせて持ちこむ … 年に一度など、日が決まっていることが多い
  3. 郵送で受け付けてもらう … 一部の寺社で行っています

お礼として、初穂料(はつほりょう)やお布施を納めることが多いです。金額は寺社ごとに違うので、案内に従ってください。

自宅で燃やしてはいけないの?

自宅の庭などで物を燃やすことは、「野焼き」として法律で原則禁止されています。どんど焼きのような地域の行事は例外とされていますが、個人で燃やすのはさけましょう。

近所への煙の迷惑や、火事の心配もあります。手元で供養したいときは、白い紙に包み、塩でお清めしてから、自治体のルールに沿ってごみに出す人もいます。

よくある質問

写真をお焚き上げに出してもいい?

受け付ける寺社は多いです。ただ、写真は扱わないとする所もあるので、出す前に確かめてください。アルバムは、台紙やビニールを外すように言われることがあります。

故人の遺品はどこまで出せる?

布や紙など、燃える物なら受け付ける所が多いです。量が多いときは、先に問い合わせると安心です。

今日の一歩

お焚き上げに出す前に、古い手紙や写真を一度だけ見返してみてください。そこには、家族の名前や、昔住んでいた土地が書かれていることがあります。

捨てる前に、その品の思い出を家族に聞いておくのもおすすめです。聞き方のヒントは家族に聞く七つの質問にまとめています。

文・つっちー

あなたを見守ってきたのは、誰なのでしょう。

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