家系図の縦系図・横系図とは?|形の違いと、選び方のコツ
家系図の縦系図と横系図の違いをやさしく解説します。縦系図は上から下へ広げて一枚で見わたせる形、横系図は右から左へ書き進める巻物の形。それぞれの良さと、家族に合った選び方を紹介します。

家系図には、大きく分けて「縦系図(たてけいず)」と「横系図(よこけいず)」の二つの形があります。
縦系図は、上から下へ世代を広げていく形です。横系図は、右から左へ書き進めていく、昔ながらの形です。どちらが正しいということはなく、目的に合わせて選びます。
縦系図とは? 意味と特徴
縦系図は、いちばん上に古い先祖を置き、下へ下へと子や孫を書いていく形です。今よく見かける家系図の多くは、こちらの形です。
縦系図の良いところ
- 一枚の紙で、家族全体を見わたせる
- 親子や兄弟の関係がひと目で分かる
- 額に入れたり、掛け軸にしたりして飾りやすい
縦系図の気をつけたいところ
- 紙の大きさが決まっているので、書ける人数に限りがある
- 子や孫が生まれると、書き足す場所がなくなることがある
法事やお正月など、親戚が集まる場で広げて見るのに向いています。
縦系図では、同じ世代の人を同じ高さに並べるのがきほんです。兄弟は横一列に、生まれた順に並べることが多いです。こうしておくと、「この人とこの人は同じ世代なんだ」と、見ただけで分かります。
横系図とは? 意味と特徴
横系図は、右から左へ、横へ横へと書き進めていく形です。日本で古くから使われてきた、伝統的な書き方と言われます。
仕上がりは、巻物や、折りたたんだ本の形になることが多いです。長いものは何メートルにもなります。
- 巻物 … くるくると巻いてしまう形。昔の家系図によく見られます
- 折り本(系本) … じゃばらのように折りたたんで、本のようにした形。途中のページから開いて見られます
古い家に残っている系図が、長い巻物になっているのを見たことがある人もいるかもしれません。代を重ねるたびに、紙をつなげて書き足してきた家もあると言われます。
横系図の良いところ
- 左側に余白を残せば、あとから子や孫を書き足せる
- 一人ひとりの名前のそばに、生まれた日や住んだ場所などを書き込みやすい
- 長く残す記録に向いている
横系図の気をつけたいところ
- 横に長いので、全体を一度に見るのがむずかしい
- 見るたびに広げたり巻いたりする手間がある
縦系図と横系図の選び方
迷ったら、「何のために作るか」で決めるのがおすすめです。
- 家族みんなで眺めたい、飾りたい … 縦系図
- 細かい記録まで残したい、書き足していきたい … 横系図
- まずは自分で作ってみたい … 縦系図(紙一枚で始めやすい)
自分で作るときは、最初は縦系図で下書きするのが手軽です。ノートやA3の紙に、上から自分の祖父母、親、自分と書いていくだけで形になります。
人数が増えてきて紙に収まらなくなったら、横系図の形に書き直すのも一つの方法です。縦と横の両方を作って、飾る用と記録用に分ける家もあります。
選ぶ前に決めておきたいこと
形を選ぶ前に、次の二つを家族で話しておくと、あとで作り直す手間が減ります。
- どこまでの人を入れるか … 父方だけか、母方も入れるか。おじ・おばやいとこまで入れるか
- どこに置くか … 床の間や仏間に飾るのか、箱にしまって大切に残すのか
入れる人が多いほど、紙は大きくなります。飾る場所が決まっていれば、その大きさに合う縦系図を。人数が多く、これからも増えていきそうなら、書き足しやすい横系図を。こう考えると選びやすくなります。
よくある質問
縦系図と横系図で、書く内容は変わる?
名前や親子関係といった基本は同じです。横系図は書き込める場所が多いので、生まれた日や住所など、くわしい情報まで残しやすいという違いがあります。
パソコンで作るならどちら?
パソコンやスマホの画面は横長のものが多いですが、縦系図でも問題ありません。印刷するなら、紙の大きさに合わせて選ぶと失敗しにくいです。
今日の一歩
紙を一枚用意して、自分を下に、親と祖父母を上に書いてみてください。それだけで、小さな縦系図のできあがりです。
どんな形が自分の家に合うか迷ったら、家系図診断で確かめてみてください。
文・つっちー



