家系図に書くメモの残し方|生没年・出身地・エピソード
家系図に名前と一緒に書き添えたいメモを紹介します。生没年や出身地、仕事、エピソードなど、何を書けばいいか、家族から聞いた話をどう記録すればいいか、聞き取りのメモの残し方をやさしくまとめました。

家系図は、名前を線でつなぐだけでも作れます。でも、名前の横に少しメモがあるだけで、ぐっと生きた記録になります。
書き添えたいのは、生没年・出身地・仕事・エピソードの4つです。そして、聞いた話は「だれから・いつ聞いたか」も一緒に残しておくのが大切です。
家系図に書き添えたいメモ
一人ひとりの名前の横に、次のことを書いてみましょう。
- 生没年 … 生まれた年と、亡くなった年。「1920〜1998」のように短く書けます。わからなければ「1920ごろ〜」でもかまいません
- 出身地 … 生まれた町や村。昔の地名のままでも大丈夫です
- 仕事 … 農家、大工、教師など。一生の中でいくつか変わった人もいます
- 呼び名 … 「〇〇のおばあちゃん」など、家の中での呼ばれ方
- エピソード … 口ぐせ、得意な料理、好きだった歌など、その人らしさがわかる話
全部をそろえる必要はありません。わかるところから、一つずつ書きこんでいきましょう。
たとえば、こんなふうに書けます。
山田ハナ(1925〜2008)長野の山あいの村の生まれ。若いころは養蚕(かいこを育てて生糸をとる仕事)を手伝う。漬物づくりが得意で、口ぐせは「もったいない」。
これだけで、名前だけだった人の暮らしが、ぐっと目に浮かびます。
メモには、出典(どこでわかったか)も一言そえておくと安心です。「戸籍より」「墓誌より」「父の話」のように書いておけば、あとで見直すときに確かめやすくなります。
家系図の図そのものには、生没年くらいまでを書き、ほかは別のノートやカードにまとめると、見やすさをたもてます。
聞き取りのメモの残し方
家族から聞いた話は、時間がたつと、だれから聞いたかを忘れてしまいます。次の形でメモしておくと、あとで役に立ちます。
- 聞いた日 … 「2026年10月10日」
- 話してくれた人 … 「父」「母方の叔母」など
- 聞いた内容 … できるだけ、話した人の言葉のまま
- 確かめたかどうか … 戸籍やお墓で確かめたら「確認済み」と書く
とくに大事なのは、4つ目です。家族の記憶は、とても大切な手がかりです。ただ、年や地名は少しずれていることもあります。「聞いた話」と「確かめたこと」を分けておけば、あとで戸籍と見比べたときに迷いません。
話してくれた人の許しがあれば、スマホで録音しておくのもおすすめです。声そのものが、のちに家族の宝物になることもあります。
書くときの注意点
メモを残すときは、次のことにも気をつけましょう。
- 生きている人の情報 … 住所や電話番号など、細かすぎる個人の情報は書かないでおきます
- つらい話 … 病気や別れなど、本人や家族が知られたくない話もあります。書くかどうかは、家族と相談して決めましょう
- うわさと事実を分ける … 「武士の家だったらしい」などの言い伝えは、「〜と聞いている」と書いておきます
家系図は、あとで子や孫が読むものです。読む人の気持ちを思いながら、言葉を選びましょう。
よくある質問
生没年がわからないときは、どう書けばいいですか?
「不明」や「?」と書いておけば大丈夫です。お墓の墓誌や、古い戸籍で、あとからわかることもあります。
メモは紙とデジタル、どちらに残すのがいいですか?
書き足しやすいのはデジタル、長く残しやすいのは紙です。両方に残しておくと安心です。
今日の一歩
家系図の中から一人選んで、その人について知っていることを3行だけ書いてみてください。書けなかったことが、次に家族に聞きたいことです。
聞き方のコツは、家族に聞く七つの質問にまとめています。
文・つっちー



