家系図を家族でつくるやり方|お正月・お盆の集まりで
家系図を家族でつくるやり方を、お正月やお盆の集まり向けにまとめました。用意するもの、付箋を使った進め方、聞き方の注意点まで。親戚が顔をそろえる日を、ご先祖さまの話をする一日にしてみませんか。

家系図は、ひとりで作るより、家族が集まる日に作るほうがずっと早く進みます。
お正月やお盆は、親や祖父母、おじ・おばが一度にそろう貴重な日です。大きな紙と付箋を用意して、みんなで「知っている人」を出し合うだけで、骨組みができあがります。
家族で家系図をつくる良さ
ひとりで調べると、名前や続き柄があいまいなところで止まってしまいます。
家族が集まると、こんなことが起こります。
- 祖母が知っている名前を、おじが補ってくれる
- 「その人は二回結婚していてね」など、紙に残っていない話が出てくる
- 古いアルバムを開いて、顔と名前が結びつく
一人ひとりの記憶は小さなかけらです。でも持ち寄ると、一枚の図になります。
お正月やお盆が向いているのは、人が集まるからだけではありません。お盆はご先祖さまを迎える行事ですし、お正月は家族で一年のはじまりを迎える日です。もともと「家」や「つながり」を思う時期なので、ご先祖さまの話を切り出しやすいのです。
「今年は家系図を作ってみたい」と、集まる前に一言伝えておくのもおすすめです。祖父母がアルバムや古い手紙を探しておいてくれることもあります。
用意するもの
特別な道具はいりません。
- 大きな紙(模造紙や、カレンダーの裏でも)
- 付箋(色を2〜3色)
- 太めのペン
- 家にある古いアルバム
- スマートフォン(メモや録音用)
付箋を使うのがコツです。一人につき一枚書いて貼れば、まちがえても貼り直せます。色を「父方」「母方」「配偶者」のように分けると、見やすくなります。
当日の進め方
- まず自分たちから書く … 集まった人とその親・子を書いて、紙の真ん中に貼ります
- いちばん年上の人に聞く … 祖父母や大おじ・大おばに「あなたのお父さん、お母さんの名前は?」と聞きます
- きょうだいを横に並べる … 同じ親から生まれた人を横一列に。生まれた順がわかれば左から
- わからないところは「?」の付箋 … 空白のままにせず、「?」と書いて残します
- 最後に写真を撮る … 付箋はとれやすいので、終わったらすぐ全体を撮っておきます
一度に全部を埋めようとしなくて大丈夫です。30分から1時間くらいで切り上げると、みんな疲れずに楽しめます。
付箋には、名前のほかに、わかる範囲で次のことも書いておくと、あとで役立ちます。
- 生まれた年、亡くなった年
- 住んでいた土地
- 仕事や、その人らしいエピソード
「おじいちゃんの兄は、戦争から帰ってきて大工になった」。こうした一言は、戸籍には残りません。集まりの場だからこそ聞ける、大切な記録です。
終わったあとは、撮った写真をもとに清書して、家族みんなに送りましょう。次の集まりでその紙を広げれば、続きから始められます。
聞くときの注意点
家族の歴史には、つらい話もふくまれます。離婚や、若くして亡くなった人のことなどです。
話したくなさそうな様子が見えたら、無理に聞かないでください。「また今度教えてね」で十分です。
録音するときは、かならず先に「録音してもいい?」とひと声かけましょう。
子どもにも役目を
子どもには「付箋係」や「写真係」をお願いすると、楽しく参加できます。おじいちゃんの子どものころの話を、孫が聞く。それだけで、場がやわらかくなります。
よくある質問
親戚が集まる機会がないときは?
電話やビデオ通話でもできます。紙の写真を送って「ここ、わかる?」と聞くだけでも、少しずつ埋まっていきます。
記憶がちがっていたらどうする?
どちらも消さずにメモしておきましょう。あとで戸籍などで確かめると、どちらが正しいかわかることがあります。
今日の一歩
次の集まりはいつですか。カレンダーに「家系図の話をする」と一行書いて、付箋とペンを一つ、かばんに入れておきましょう。
当日、何から聞けばいいか迷ったら、家族に聞く七つの質問を手元に置いておくと安心です。
文・つっちー



