家系図は自分で作る?専門家に頼む?|違いと選び方
家系図は自分で作るか、専門家に頼むか。自分で作る良さは費用をおさえて家族と楽しめること。専門家に頼む良さは、古い戸籍の読み解きや仕上がりの美しさ。それぞれの違いと、選ぶときの注意点をまとめました。

家系図は、自分で作ることもできますし、専門家に頼むこともできます。
ざっくり言うと、自分で作るのは手間はかかるけれど費用をおさえて楽しめる方法。専門家に頼むのは費用はかかるけれど、時間と手間を省けて仕上がりがきれいな方法です。
家系図を自分で作るやり方と良いところ
自分で作るときの流れは、だいたい次のとおりです。
- 家族や親戚に話を聞く
- 役所で戸籍を取り寄せる
- 戸籍を読んで、名前と親子関係を書き出す
- 紙やパソコンで家系図の形にする
自分で作る良いところ
- 費用は戸籍の手数料や郵送代などが中心
- 家族と話すきっかけになる
- 調べる過程そのものが思い出になる
自分で作るときの大変なところ
- 古い戸籍は手書きで、くずし字が読みにくい
- 本籍地があちこちにあると、取り寄せに時間がかかる
- 途中で分からなくなって、止まってしまうことがある
自分で作るときに続けるコツ
自分で作る人がつまずきやすいのは、戸籍の取り寄せと読み解きです。一度に全部やろうとせず、「今月は父方だけ」「来月は母方」と区切ると、続けやすくなります。
役所に郵送で頼むときは、手紙に「家系図を作るため、さかのぼれるところまでの戸籍を」と書きそえると、必要なものを出してもらいやすくなります。手数料は定額小為替(郵便局で買える、お金の代わりになる証書)で送るのが一般的です。
家系図を専門家に頼む良いところと注意点
家系図づくりを引き受ける専門家には、行政書士(役所に出す書類づくりなどを仕事にする国家資格の人)や、家系図づくりを専門にする会社などがあります。
専門家に頼む良いところ
- 古い戸籍の読み解きを任せられる
- 取り寄せの手間や時間を省ける
- 巻物や掛け軸など、きれいな仕上がりにしてもらえる
頼むときの注意点
費用は、たどる代の数や仕上げの形、戸籍の通数などで大きく変わります。決まった相場があるわけではないので、いくつかの見積もりをくらべると安心です。
ほかにも、次の点を確かめておきましょう。
- 何代前まで、どの範囲の家族を調べてくれるか
- 戸籍の取り寄せを誰が行うのか(資格をもつ人か)
- 取り寄せた戸籍そのものも受け取れるか
- 戸籍の手数料が料金に含まれているか
戸籍には、家族の大切な情報が書かれています。取り扱いがきちんとしているところを選ぶことが大切です。
どちらを選ぶ? 選び方の目安
- 時間があり、家族と一緒に楽しみたい … 自分で作る
- 忙しい、または古い戸籍が読めそうにない … 専門家に頼む
- 贈りものや記念として残したい … 専門家に頼む、または仕上げだけ頼む
途中まで自分で調べて、読めない戸籍や最後の仕上げだけを頼むという方法もあります。全部を自分でやるか、全部を任せるかの二択ではありません。
迷ったときは、「誰と、どんな気持ちで見たいか」を思い浮かべてみてください。子や孫と一緒に、ああでもないこうでもないと言いながら作りたいなら、自分で作る時間そのものが宝物になります。親の長寿のお祝いに、きちんとした形で渡したいなら、専門家の力を借りるのも良い選択です。
どちらを選んでも、家族の名前を一人ずつ確かめていく作業に変わりはありません。
よくある質問
専門家に頼むと、自分で作るより古くまでたどれる?
たどれる範囲は、残っている戸籍で決まります。専門家に頼んでも、保存期間が過ぎて捨てられた戸籍は取れません。ただ、読み落としが減るぶん、より正確にたどれることはあります。
自分で作った家系図は、正式なものとして使える?
家系図そのものに、決まった「正式」の形はありません。手続きで家族関係を証明したいときは、家系図ではなく戸籍の写しを使います。
今日の一歩
まずは、自分の戸籍を1通取り寄せてみてください。読んでみて「これなら自分でいけそう」と思えたら自分で、むずかしそうなら専門家に相談する。その判断の材料になります。
取り寄せ方は戸籍の取り寄せ方にまとめています。
文・つっちー



