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神社とお寺の違いとは?見分け方|神仏習合と神仏分離の話

神社とお寺の違いを、まつるもの・建物・人・お参りの仕方でやさしく比べます。神社は神さま、お寺は仏さまをまつる場所。昔は一つにまじり合っていた「神仏習合」と、明治の「神仏分離」についても短く解説します。

神社とお寺の違いとは?見分け方|神仏習合と神仏分離の話

神社とお寺のいちばんの違いは、まつっているものです。神社は日本の「神さま」をまつる場所、お寺は「仏さま」をまつり、仏教の教えを伝える場所です。

どちらも手を合わせる場所なので、まぎらわしく感じるかもしれません。でも、見分けるポイントを知ると、ぐっとわかりやすくなります。

神社とお寺の違い|見分け方

ざっくり言うと、こうなります。

  • 神社 … 神道(しんとう)の場所。山や川、ご先祖さまなど、たくさんの神さまをまつる
  • お寺 … 仏教の場所。お釈迦さまや阿弥陀さまなどの仏さまをまつり、お坊さんが修行や供養をする

入り口で見分ける

  • 神社の入り口には鳥居があります
  • お寺の入り口には山門(さんもん)があり、仁王像が立っていることもあります

名前で見分ける

  • 神社の名前には「〇〇神社」「〇〇神宮」「〇〇大社」「〇〇宮」などがつきます
  • お寺の名前には「〇〇寺」「〇〇院」「〇〇庵」などがつきます。また「〇〇山」という山号(さんごう)がつくことも多いです

いる人で見分ける

  • 神社には神職(宮司さん・神主さん)や巫女さんがいます
  • お寺には僧侶(お坊さん)がいます

お参りの仕方の違い

神社では「二礼二拍手一礼」が基本とされ、手を打ちます。お寺では手を打たず、静かに手を合わせるのが一般的です。くわしい作法は、宗派や神社によって違うことがあります。

お墓があるのはどっち?

お墓があるのは、多くの場合お寺です。仏教では、亡くなった人の供養を大切にしてきたためです。神道では、死をけがれとして神さまの場所から遠ざける考え方があり、神社の境内にお墓をつくることはふつうありません。

神仏習合とは|昔はまじり合っていた

仏教が日本に伝わったのは、6世紀のなかごろです。年は538年とする説と、552年とする説があります。

それからしばらくして、日本の神さまと仏さまを、同じように大切にする考え方が広がりました。これを神仏習合(しんぶつしゅうごう)と言います。

たとえば、こんな考え方がありました。

  • 日本の神さまは、仏さまが姿を変えてあらわれたもの(本地垂迹説・ほんじすいじゃくせつ)
  • 神社の中にお寺が建てられ、お坊さんがお経をあげる

千年以上ものあいだ、神社とお寺は、はっきり分かれていなかったのです。

神社の近くに建てられたお寺は「神宮寺(じんぐうじ)」と呼ばれ、各地にありました。お寺の境内に、そのお寺を守る神さまがまつられることもありました。

神仏分離とは|明治に分けられた

明治時代のはじめ、1868年に、新しい政府は神社とお寺を分けるよう命じました。これを神仏分離と言います。

神社から仏像や仏具が取りのぞかれ、神社とお寺は別々のものになりました。このとき、各地でお寺や仏像がこわされる「廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)」という動きも起きました。

今の「神社とお寺は別のもの」という見え方は、この時代からはっきりしたものです。それでも、お寺の中に小さな神社があるなど、習合のなごりは今も各地に残っています。

よくある質問

神社とお寺、どちらにお参りしてもいい?

どちらにお参りしてもかまいません。日本では、お正月は神社、お盆やお彼岸はお寺、という家も多くあります。

「〇〇大明神」「〇〇権現」は神社?お寺?

どちらも神さまの呼び名で、今はおもに神社で使われます。「権現」は仏さまが神さまの姿で現れたという意味で、神仏習合の時代のなごりの言葉です。

今日の一歩

あなたの家の菩提寺(お墓のあるお寺)と、氏神さま(住む土地の神社)の名前を言えますか。わからなければ、親や祖父母に聞いてみてください。

お寺と神社の両方に、家の歴史が残っていることがあります。聞き方のコツは家族に聞く七つの質問にまとめています。

文・つっちー

あなたを見守ってきたのは、誰なのでしょう。

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