五大紋とは?いちばん多い家紋と、わが家の家紋の調べ方
日本でいちばん多い家紋「五大紋」とは。藤・桐・鷹の羽・木瓜・片喰の意味と、自分の家の家紋の調べ方をかんたんにまとめました。

お墓や着物、仏壇の引き出しで見かける家紋。日本には、数千とも、細かな違いまで数えると二万を超えるとも言われるほど、たくさんの家紋があります。
その中で、とくに多くの家が使っているのが「五大紋」です。
五大紋
- 藤(ふじ) … 藤原氏にゆかりがあるとされる紋。垂れ下がる花房を描きます
- 桐(きり) … 天皇家から功のあった家に与えられた、格の高い紋。いまは政府の紋章にも使われています
- 鷹の羽(たかのは) … 鷹の羽を図にしたもの。勇ましさから武家に好まれました
- 木瓜(もっこう) … 鳥の巣、または瓜の切り口を描いたとも言われる紋
- 片喰(かたばみ) … 道ばたに生える草。根強く、よく増えることから、家が絶えないようにという願いがこめられたと言われます
ここに、柏(かしわ)・橘(たちばな)・沢瀉(おもだか)・茗荷(みょうが)・蔦(つた)を加えて「十大紋」と呼ぶこともあります。
家紋は、どこから来たのか
家紋の始まりは、平安時代の貴族が、自分の牛車(ぎっしゃ)や持ち物につけた文様だとされています。
やがて武士が、戦場で敵と味方を見分ける目印として使うようになりました。江戸時代になると、庶民も家紋を持つようになります。おもてで名字を名乗れなかった人たちも、家紋は自由に使えたのです。
同じ紋でも、少しずつ違う
同じ「藤」でも、丸で囲むかどうか、花の向き、数で、形はいくつにも分かれます。その違いが、家の分かれた道すじを表していることもあります。
自分の家の紋を知っていますか
わからなければ、お墓の正面や、喪服の背中を見てみてください。そこに描かれています。
先に見当をつけたいときは、苗字から家紋を引くで、名字に多い紋を調べられます。
文・つっちー



