本家と分家って何? 家系図でわかる家の分かれ方
親戚の集まりで耳にする「本家」「分家」。なんとなく使っているけれど、どういう意味なのでしょう。家系図で見ると、家がどう分かれてきたかがよくわかります。

お盆やお正月、法事の席で「あそこは本家だから」「うちは分家なんだよ」という言葉を聞いたことはありませんか。
なんとなく分かるようで、きちんと説明しようとすると難しい言葉です。
本家と分家
ざっくり言うと、こうなります。
- 本家 … その家の、もとからの家。家を継いだ人の流れ
- 分家 … 本家から分かれて、新しく立てた家
昔は、家と土地や家業を継ぐのは、たいてい一人でした。長男が継ぐことが多かったものの、地域や家によって違いがあります。
継がなかったきょうだいは、別の家に養子に入ったり、本家から土地や財産を少し分けてもらって、新しい家を立てたりしました。これが分家です。
家系図で見ると、木の枝のよう
本家と分家を家系図にすると、一本の幹から枝が分かれていくような形になります。
同じ名字の家が、同じ村や近くの集落にいくつも並んでいることがあります。それは多くの場合、もとは一つの家から分かれたということです。
お墓が同じ墓地の中に並んでいたり、同じ家紋を少し変えて使っていたりすることもあります。
いまは、あまり意識しないけれど
戦後、家の制度が変わってからは、本家・分家という考え方を強く意識する人は少なくなりました。
それでも、お墓や仏壇をどこが守っているか、法事を誰が取り仕切るかに、昔の形が残っていることがあります。本家をたどると、家系図がぐっと古くまでさかのぼれることもあります。古い仏壇の過去帳や、墓誌が本家に残っているからです。
今日の一歩
自分の家が本家なのか分家なのか、知っていますか。わからなければ、親や祖父母に「うちの本家ってどこ?」と聞いてみてください。
そのひと言から、知らなかった親戚や、ご先祖さまの暮らした土地が見えてきます。聞き方のコツは家族に聞く七つの質問にまとめています。
文・つっちー



