ご先祖さまの古い写真を残す・整理する方法|3つのコツ
ご先祖さまの古い写真を残す・整理する方法をやさしく紹介します。スキャンしてデータにする、裏に名前と年を書く、写っている人を聞けるうちに確かめる。今日からできる3つのコツです。

実家の押し入れから、古いアルバムが出てきた。
白黒の写真に、知らない顔が並んでいます。着物姿の女性、軍服の男性、田んぼの前で笑う家族。
「これ、だれだろう」
そう思っても、聞ける人がいなくなってからでは、答えはわかりません。古い写真は、残し方と整理のしかたで、家族の宝物にも、ただの紙にもなります。
古い写真が教えてくれること
古い写真には、文字の記録にはないことが写っています。
- ご先祖さまの顔や背格好
- 着ている服や、家紋の入った着物
- 住んでいた家、町、田畑のようす
- いっしょに写っている親戚や友人
戸籍では名前と日付しかわからない人も、写真があれば「この人だったのか」と身近に感じられます。家系図に顔が加わると、一気に家族の物語になります。
だからこそ、ていねいに残しておきたいのです。
写真を残す・整理する3つのコツ
1. スキャンしてデータにする
古い写真は、時間とともに色があせたり、折れたりします。湿気やカビにも弱いものです。
まずはスキャンして、データとして残しましょう。
- 家庭用のスキャナーや、コンビニのスキャンサービスが使えます
- スマートフォンで撮るときは、明るい場所で、真上から、影が入らないように
- できるだけ大きなサイズ(高い解像度)で保存すると、あとで拡大できます
データは、パソコンだけでなく、別の場所にも保存しておくと安心です。家族と共有しておけば、だれかがなくしても残ります。
2. 裏に名前と年を書く
写真の裏に、わかることを書いておきます。
- 写っている人の名前(左から順に)
- 撮った年、だいたいの年でもかまいません
- 撮った場所や、何の集まりか
書くときは、やわらかい鉛筆で、軽く書くのがおすすめです。ボールペンやマジックは、インクがにじんだり、表にうつったりすることがあります。
裏に書けないときは、写真をスキャンしたデータのファイル名や、別のノートに書いておきましょう。
「1958年 祖母(中央)と姉妹 ○○村の家の前」
これだけで、50年後の家族にとっては大きな手がかりです。
3. 聞けるうちに、だれか確かめる
いちばん大事なのが、これです。
写真に写っている人を知っているのは、祖父母や親、年上の親戚です。元気なうちに、写真を見せながら聞いてみてください。
- 「この人はだれ?」
- 「いつごろ、どこで撮ったの?」
- 「この人はどんな人だった?」
写真を見ると、思い出がよみがえるものです。「この日はね…」と、思いがけない話が出てくることもあります。
聞いた話は、すぐにメモしましょう。許可をもらって、話している声を録音しておくのもいい方法です。
整理するときの注意
古いアルバムには、写真がのりで貼りつけられていることがあります。無理にはがすと、写真が破れてしまいます。そのときは、アルバムのページごとスキャンしましょう。
保管するときは、直射日光と湿気をさけます。押し入れの奥より、風通しのよい場所が向いています。
「だれかわからない写真」も、すぐに捨てないでください。あとで親戚の写真と見くらべて、わかることがあります。
今日の一歩
今日は、古い写真を一枚だけ選んでみてください。そして、写っている人を家族に聞き、裏に名前と年を書きましょう。
一枚からで十分です。聞くときの話のきっかけは、家族に聞く七つの質問にまとめています。
文・つっちー



